麺類

何もしない日々

ポッピンQを観てください

 

『ポッピンQ』|こども・アニメ専門チャンネル キッズステーション

 

ポッピンQ、僕はめちゃくちゃ好きなんだよね

まず黒星キャラデの登場キャラがかわいい。

女の子がかわいいくてよく動くのが本当にいいんだけど、

それ以上にポッピン族(プリキュアの妖精みたいな存在)がかわいいのが最高だし

主人公達がかわいく変身する前フォームのモコモコした衣装(キグルミ)もめっちゃかわいい、

カワイイで構成された世界で満ちているのがすごくいい。

ダンスがすごく良くて、プリキュアシリーズで鍛えた立体モデルダンスがこれでもかと楽しめる。

プリキュアダンス的なものが好きな人はそのためだけに観て損はないと思う。

 

ごめん嘘

 

www.toei-anim.co.jp

 

カワイイの話は当然なんだけど、カワイイ以外の要素もとにかくめちゃくちゃ詰め込んでいて

このホームページでいきなり影、逆光という不穏な、寂しいような雰囲気を漂わせてくるところも内容を結構表していたりする。

明るい部分以上に、影の部分にフォーカスした内容ではあるから。

 

 

作中のテーマは「卒業」

5人のヒロイン達が、それぞれに悩みを抱えた状態でそれぞれの中学校を卒業する所から始まる。

抱えた悩みは、今この瞬間に見て見ぬふりをしたら最後、一生しこりになってしまいそうな重いものばかり。

そんな彼女たちがそれぞれが偶然に不思議な石を拾って、「改札」を通った時に異界の門が開き、

運命と出会うことになる……

 

 

とまあ、そんなあらすじ。

いきなり出会った個性もばらばらな5人で、それぞれの「卒業」を扱う、

かわいく変身しなければいけないし、絆を深めてそれぞれのトラウマも解消して、

最後には世界を救わなければならない……

 

なんて、やることが多すぎるって思いませんか?

 

まあ事故りましたよね

 

 

なんとかしてそれらの題材を全部使い切ろうとしたせいで、とにかく次から次へとテーマの消化のための演出に終始しているというか

やりたいことは分かるけど気持ちがついていかないというか。

分かるんですよ、どういうことがしたくて、こう描写してるんだなってことが。

でも分かることと、感情がそれを受け止めるかはまた別の話で。

 

 

題材への向き合い方が子供向け作品的というか、ど真ん中ストレートで

話の組み立てもロジカルすぎてこれまたあまりにもまっすぐに伝わりすぎる

 

詰め込み状態の相乗効果で、テーマを淡々と処理しているような印象を受けてしまう

 

 

あれ?

僕本当にポッピンQ好きなのかな、

口を開けば悪いところばかり出てきてしまうんだけど……

 

印象的で、すごく好きなシーンもいっぱいあるんだけど

それ以上に全体通して見た時に気になる悪い点ばかり思い出してしまいがちというのが

ポッピンQの辛いところなんだよね……

 

 

まあ一番僕がポッピンQで嫌いな所は(今嫌いって言ったな)

本編終了後に、「この後の世界では!高校生編!お楽しみに!ダイジェスト」

みたいなのを流してくるところで、

今でも思い出すだけでイライラしてくるというか……

 

まあ観客動員コケて、リズムゲームもコケて、ビデオも売れずみたいな状態でその高校生編が制作されることはついぞなかったわけですが……

 

 

あの

本当に好きで人に見てほしいという気持ちがあるんだけどなぁ

信じて下さい

 

そして観たならぜひとも感想を聞かせてほしいというか

まあなんとなく、どうなるかはわかってはいるんですけど

見て、見た感想をね、人の感想が見たい……